2011年10月30日

YAMAHA F50-112 Restore(8) A-ch,B-ch

音出しまではこぎつけましたが、まだまだ完璧にはほど遠い状態です。

(1)ハムノイズが結構大きい
(2)Bチャンネルは音が出るが、Aチャンネルは無音

ハムはコンデンサーの容量抜けの可能性が大きいので、電源とプリアンプ基板の電解コンデンサーは全て交換しました。特にオーディオ用にこだわったわけではないのですが、秋月電子さんで安く売ってたので使ってます。ゴールドやグリーン・メタリックの部品が基板に並ぶと高級感が出ますが、信頼性的には普通の85度1000時間です。本当は産業用の105度2000時間の方が安心できるのですが、数が結構多いのでコストの観点から諦めました。当然のことながら、パワーアンプのブロック・コンデンサー(2200uF,100V)も交換しました。

基板001.jpg

っで、ハムノイズは減ったのかい?というと、あまり減ってません。おっかしいなあ〜〜。ここまでやったのですから、パワーアンプの電解コンデンサーも替えましょう。

その前に、Aチャンネルの無音状態をなんとかせねばなりません。
上の写真のオレンジの丸で囲んだ2個のトランジスター君、、、、A-Ch B-Ch 切り替えリレーと切り替え表示のLEDを駆動しているトランジスターで、パナソニック製2SC1509、、、、このおふた方がどうも怪しい。
スイッチを切り替えてもA-ChのLEDが点灯しない。リレーも動かない。A-ChのLEDには電圧はかかってる。LEDがおかしいのかと思って。A-ChのLEDをB-Chにつなぐと点灯する。なに!!!、電圧はおっけ〜だけど、電流が来ない!!

っで、はずしてみようと、、、、
はんだごてをあてて、、、はんだが溶けて、、、はんだ吸い取り器ではんだを吸ったその瞬間!!!
基板から出ていた足の一部が、はんだ吸い取り器に吸い込まれて、眼前から消滅してしまったではないですか、、、
っで、結果がこれ

Tr01.jpg

無音のA-Ch用はエミッターが、音が出ていた(たまに無音になってた)B-Chはコレクターが、ものの見事にポッキリと折れてます。完璧に金属疲労です。断面を見るとごく一部少しだけ光ってる部分があって、最近までそこが接触してたことがわかります。その部分以外は既に酸化しております。過去にクラックが入って、それが成長して破断した模様です。A-Ch用はコレクターも破断寸前です。
なんでこんなことなんの??
っとよく見ると、このトランジスターはA-Ch B-Ch切り替えのリレーをドライブするためのもので、結構電流が流れます。リレーのスペックが無いので電流値は不明ですが、2SC1509のスペックを見るとコレクター電流は0.5Aも流せるトランジスターです。おまけに背が高く、足も細く曲がりやすいという特徴があり、ハンダ付け後に、倒れたトランジスターを戻した時にクラックがはいり、熱による収縮の繰り返しでクラックが成長したのというメカニズムかもしれません。そう言えば、最初に分解して調べた時にA-Chに使ってる2SC1509のパッドに交換跡がありましたが、あれは交換した跡ではなく、はんだを盛った(追加した)跡だったのかもしれません。この部品は音質に関係のない部品ですので、一回り容量の大きいパッケージのものに交換したほうが良さそうです。っていうか、このスペックのトランジスターでこのサイズの現行品が殆どないという事実が何かを物語っているということでしょう。

2個とも交換して、無事A-Ch B-Chともに音出し完了。同等品を探して注文しときましょう。
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2011年10月25日

YAMAHA F50-112 Restore(7) 音出し

電源基板の修復が無事完了しました。ラジオハウスさんのサイトの回路図のおかげです。ラジオハウスさん、ありがとうございました。
パワーアンプは一応OKで、仮のスピーカで音も出ました。ただし、ハムノイズが結構気になるので、電解コンデンサーは全て交換が必要かもしれません。まあ、とりあえず、めでたしめでたし。

Rep01.jpg
posted by tzk at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Guitar AMP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

YAMAHA F50-112 Restore(6) ヒューズ

ヒューズ(フューズ)がよくとびます。プリアンプ用電源の250V 0.5Aのがよく飛ぶのですが、これがいまいちよくわかりません。とんだり、とばなかったりで、、、、2本ひと組みで使ってるのですが、結局5組み、つまり10本とばしてしまいました。「おかしいなあ、フラックスのコゲは全部取ったのに〜」と思いつつ、

「もしかして!」っ

と思ってスペックを見てみると、予想どうりでした。使っていたのは日本製線(株)のGBMシリーズ。溶断特性カーブを見ると、

0.01秒  -> 3A
0.1秒     -> 1A
1秒        -> 0.6A

非常に律儀なヒューズで、立ち上がり時に、電流が定常時の6倍くらい流れると、「機器を守れ〜」ってな感じで切れてしまいます。これはあきまへん。F50-112にはそれなりに大きな容量の電解コンデンサーが付いてますので、電源投入時に電解コンデンサーへ充電するためのラッシュカレントが結構流れます。つまりこれに耐えられないわけです。。ちなみに、よく見かける冨士端子工業(株)のFGB0は

0.01秒  -> 6.5A
0.1秒    -> 2A
1秒       -> 1.5A
10秒     -> 0.9A

立ち上がり時に電流を倍ほど流せます。

ヒューズ切れの原因はヒューズを選ぶときにちゃんと特性を見ずに適当に買ってしまったことです。単純なミスです。85円のヒューズ10本850円の損害ですが850円ですんだのですから良しとしましょう。

ちなみに冨士端子工業(株)製の250V 0.5Aを使ったら、全く問題無く動作しました。

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YAMAHA F50-112 Restore(5) 電源基板

電源基板のプリアンプ側のRestoreはなんとかうまくいった模様です。まだプリアンプには接続していないので、完全にうまくいったとは言えないのですが、無負荷での電圧測定結果はオッケーです。どうやったかって?

まず、基板のパターンと部品配置を重ねた透視図みたいなものをつくります。
これは部品面から見た図

Comp Side.jpg

こちらは半田面かた見た図

SolderSie.jpg

これらと、ラジオハウスさんの回路図と、レギュレータのスペックとを「にらめっこ」して、組み立てたのがこれ

pwr01.jpg

-15Vの方のレギュレータに関してはは、オリジナルのパワートランジスタのピン配置をそのまま使えるので、特に問題なく、不要な部品を抜いてジャンパーを付けるだけでよかったのですが、+15Vの方はそうはいかず、こういう細工が必要です。

pwr02.jpg

これってTr201(2SC1509)のコレクター用の穴にL7815の入力ピンを入れてるのですが,2SC1509用の穴は多分0.8mmくらいで小さくて、L7815のピンが入らないので、1mmのドリルで穴を少しだけ大きくするという苦肉の策をとってます。足曲げはできるだけ「一発」で決めないと、曲げたり伸ばしたりしてると金属疲労で折れるので、要注意です。

予定どおりダイオードは新品に交換。電解コンデンサーは容量抜けの心配があるので、電源基板のものはすべて交換。ちなみにコンデンサーの周囲に付いていた付着物は接着剤でした。これは製造時に部品が倒れないようにするのが目的のように思われます。

結果は、一応一発で動いたと言いたいところですが、フューズ(250V 0.5A)がとびました。原因はよくわかりませんが、基板の半田面のフラックスの「こげ」を掃除すると、とりあえず、とばなくなりました。電源基板の場合パターンが太くて熱容量が大きいので、どうしても大きめの容量のはんだごてを使ってしまいます。そうするとどうしても、フラックスの「こげ」ができてしまいます。パターンとパターンの間の狭いところに「こげ」があると、「こげ」は炭素ですから導電性があるので、ショートしてしまうことになるのでしょう。

電圧の測定結果は、15Vの方は 15.07V -14.97V。20Vの方は無負荷ですので22Vでした。

次のステップは電源をプリアンプ部につないでプリアンプ部が動作するかどうかのテストです。

posted by tzk at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Guitar AMP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

YAMAHA F50-112 Restore(4) 方針

レストアの方針をなかなか決めれなくて悩んでましたが、悩んでいても前に進まないので、手を付けることにします。

(1)できるだけオリジナルの部品は残すが、消耗していると思われる部品は、潔く部品交換する。
(2)交換部品が入手困難で、回路変更が必要な場合は潔く回路変更する。
(3)電解コンデンサーは容量抜けが懸念されるので、交換するが、交換する場合は容量は変えない

回路はラジオハウスさんが公開している範囲で参考にさせていただいてます。

http://www2.ocn.ne.jp/~radio/F50-112.html

ラジオハウスさんありがとうございます。
まず電源からいきます。
電源は、パワーアンプの方は特に問題なさそうにみえるのですが、プリアンプの方は色々あります。

(1)整流用ダイオードが3個しかついていない、4箇所中2箇所は交換した形跡がある。
(2)+15Vをつくるレギュレータ用パワートランジスタが無い。
(3)レギュレータ用パワートランジスタと熱結合させてると思われるトランジスタの接着が外れている。
(4)電解コンデンサーの周囲に液漏れか接着剤かよくわからない付着物がある。
(5)ヒューズが0.5Aの規格に対して3Aのが付いてる

まあこんなところでしょうか。
(1)整流用ダイオードは手元にあった VishayのSBYV27-50を使うことにします。Soft Recovery Ultrafast Plastic Rectifireだそうです。Soft Recoveryはわかりますが、Ultrafast Plasticってなんでしょうねえ〜。こんなところで区切ったらあかんのか、、、、50V 2Aですが、たぶんこれでいけるでしょう。

(2)(3)これが問題です。同じトランジスターはほぼ入手困難ですので、レギュレータを使います

+15V STM L7915CV
-15V STM L7815CV

これでいけるかなあ。回路変更が必要です

(4)これは液漏れかどうか、コンデンサーを外して確認します。
(5)なんか無理なことをした形跡のように思われますが、、、、、

とりあえず、これで、電源を復活させてみましょう。
posted by tzk at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | Guitar AMP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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