2010年09月11日

Maxon OD808 Reissue Mod その3

OD808 Mod作戦を実行します。
Mod結果評価用のギターとアンプは以下のとうりです。

ギター(Strat Mod)
 オークションで入札したバッカスのジャンクボディー
    +
 個人輸入して、自分で塗装したワーマスのネック
    +
 ネックと一緒に輸入したフレイリンのPU

アンプ(Boss Cube30 Mod、JC Cleanを使用)
 Cube30のスピーカーをCELESTION G10 Greenback/8 に換装


作戦(1):電源のパスコン47μFと100μFを電解コンデンサーからサンヨーのOSコンに交換。
(写真の左から47μFの電解、47μFのOSコン、100μFの電解、100μFのOSコン)

DSCN0712-10.jpg

結果は、、
若干ですが、音に滑らかさとつやが加わりました。もうちょっと変化が大きいかと思っていましたが、それほどでもありません。今回は容量は変えていないので、容量を変えるともう少し変化が大きいかもしれません。

作戦(2)に行く前に作戦(3)を実行。
まず、オペアンプを歴史的名機の4558DからJRCの2114DDに交換します。

P1000168-10.jpg

交換して弾いてみて、第一印象

ぎや〜〜〜
違うエフェクターになってしもたあ〜〜!


というくらい変わってしまいました。

よく考えれば当たり前の話で、SRとGBでこれだけ差があれば、音が変わって当然です。

SR(スルーレート)
 4558 : 1V/μs
 2114 : 15V/μs
GB(利得帯域幅積)
 4558 : 3MHz
 2114 : 13MHz

2114は4558に比べてはるかに高音が良く出ます。ただし、嫌味な高音ではなくスッキリクッキリ・クリア系の上質な音です。ピッキングの上手下手がすべて現れてしまうような、情報量の多い音ですが、高音のクリア感が強い分、中低音が薄くなるような印象があります。全体的にはトーンのノブを30度〜60度(時計の5〜10分)くらい絞るとバランス的にはオリジナルのOD808の音に近くなります。

次に、オペアンプをBB(Ti)の2604APに交換します。ちなみに2604のSRとGBは以下のとうりです。

SR(スルーレート)
 2604 : 25V/μs
GB(利得帯域幅積)
 2604 : 20MHz

交換して弾いてみた結果、2114のクリアな高音に中低音に力強さが加わって、いい感じになりました。それでもバランス的にはオリジナルのOD808の音に近くするためには、トーンのノブを30度(時計の5分)くらい絞る必要があります。オペアンプはさしあたり2604で固定します。

このオペアンプの交換で予想外だったのは、高級オーディオの世界でのオペアンプ交換時の音質差より、歪系エフェクターでのオペアンプ交換時の音質差の方が大きかったことです。原因はおそらく、歪系のエフェクターの場合、エフェクター自身がその回路にダイオードを使い信号をクリップさせ高調波(倍音成分)を自分で作っていて、それそのものを多く含む信号を回路の内部で扱っているためだと思います。高級オーディオの場合は倍音は録音されたソースに含まれたものがほとんどなので、その差はエフェクターほどには派手に出ないのではないかと思います。このあたりは高価なスペクトラムアナライザーを使って測定すれば検証できるように思いますが、さしあたりそこまではしないでおきます。

今回のModのコンセプトは「部品の定数は変えずに、少しだけ高価な比較的新しい部品を使って、”使える音”の範囲を広げる。」というふうに設定していたのですが、オペアンプの変更でオリジナルの音から予想以上に離れてしまいました。こうなると回路定数の変更も視野に入れる必要がありそうです。
タグ:OD808
posted by tzk at 23:38| Comment(0) | OD808 Mod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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