

比較は、エフェクトOn/Offで音量の差が無いようにし、かつブースト=ゼロ(フラット)の状態で比較します。
結論、
empress
若干高音に偏った印象で、音に「キツサ」が残る。
この傾向は高音を絞っても残るので、周波数特性のうねりの問題ではなく、このエフェクターの音質傾向と考えられる。
コーラスの効きはMXRよりよく出る傾向にある
MXR(mod)
音質的には中庸で、empressのような「キツサ」がない。
個人的にはこちらの音のほうが好み。
両者の音質差は小さいですが、はっきりと存在します。OPAMPはempressがBB(Ti)の2134、MXR(mod)はBB(Ti)の4134です。
2134と4134は基本の回路は同じで2回路入りか4回路入りかの違いとのことですので、音質差は無いと考えるべきでしょう。
回路はempressの方が周波数と共振鋭度の可変がありますので、MXRより複雑です。
実装設計は基板に大きな差があって、MXRはいわゆるベタアース基板で(多層基板の表層がアースで覆われた基板)です。
音質差が回路に起因するのか実装設計に起因するのかは不明です。
より踏み込んで考えると、抵抗やコンデンサーでも音質差は生まれます。
この音質差は何によって生まれるのかを探るには、実験機を作って、条件を絞り込んでみるしかなさそうです。