2010年10月30日

ストラト塗膜改善

Caparison Angelus のネック塗装を薄くして絶大なる(本人の思い込みだけだという声も上がってますが、、)効果をあげたので、気をよくして、他のギターにも手を出します。
「手を出されたギターが可愛そう」という声が聞こえてきそうですが、「大丈夫ですっ」

今回の餌食(じゃなくて)対象はジャンクのバッカス製ボディーとワーマスのネックとフレイリンのピックアップで作ったストラトです。
P1000220s.jpg

構成は以下のとうり

ボディー:
ヤフーオークションで買ったストラトのジャンクボディー
フェンダーUSAのピックガード付き、ブリッジを含めその他小物は付いていた
サンバースト
ほどよい傷あり。

ネック:
ワーマス製、ワーマスプロ、メイプル・クォーターソーン、ローズフィンガーボード
塗装は自家製、ウレタン二スをティッシュですり込んだ極薄塗装

ピックアップ:
フレイリンBS

あまり期待せず、適当に組んだのだけど、結構良い音がしたので、そのまま練習用に使っていたのですが、もっと良くなる予感がしたので、塗装の最適化を試みます。
まずが塗装チェック、、、

P1000225s.jpg

傷が付いているところを観察すると、あれれ??このサンバーストは
木ー下地ー黄色ー赤ー黒ークリア
の順番で塗装してますねえ、、
何かで読んだのでは、サンバーストは
木ー下地ー黒ー赤ー黄色ークリア
で塗装するとか。なぜって、黒の上に塗った赤や黄色がはげても目立たないから、
黄色や赤のところを見ると
あれれ、、結構塗装膜は薄いぞ、

P1000227s.jpg

こりゃ削るところがないなあ。あえてやるなら、ボディー周辺の黒。あまり効果なさそうだし、、、、
ところがこのギター、ピックアップキャビティーがいわゆる「弁当箱」仕様でこの中の塗装は
全く仕上げられてなくて、めちゃ分厚い。当然トレモロ・スプリング用のバックキャビティーの中も塗装がめちゃ分厚いってんで、ここの塗装を削ってみると

P1000215s.jpg

出るわ、出るわ、カッターナイフごときでは間に合わず、ついにカンナの刃でひたすら削ることになりました。削りカスは写真にある量の10〜15倍。削り作業は約三十分。カンナを持つ指が痛くなります。

ひたすら削って、
見えないところなんで、
仕上げはせず、雑なままで

P1000216s.jpg

バックキャビティーも雑なままで

P1000217s.jpg

組み上げて弾いてみて、、
なんですが、、、
全バラシしたので、ついでにネックポケットのところをきれいにしたりとか、当然、弦も張替えになってしまうので、ちゃんとした比較はできません。

っで、っ効果は、、
(1)音の伸び(サスティーン)は良くなった。
これはネックポケットの余分な塗装を少し掃除したので、ネックとボディーに密着がよくなったのが影響しているかもしれませんが、でも、こんなに効くか??

(2)倍音がよく出るようになった
弦を交換すると倍音がよく出るようになるので、これは弦の交換が主因でしょう

(3)音が太くなった
弦を交換すると、倍音が良く出るようになって、バランス的には高音に偏るのですが、それと同じくらい低音側が良く出るようになりました。

全バラシ、組みなおしというのは、フェンダー系のギターを買うと必ずやるのですが、ネックポケットの掃除というのは必ずお決まりのメニューなんですが、ここまで大きく音が変化(良くなった)経験はありません。やはり、ネックジョイントからブリッジまでの間の部分の振動の通り道の塗装の影響が大きいのでしょう。期待以上の改善です。

弁当箱仕様のストラトボディーは結構嫌われますが、その理由は単にかっこ悪い(「見えないからイイジャン」というもんじゃなくて)だけでなく、このピックアップキャビティー内の塗装の仕上げにあるのかもしれません。

これまた、すべてのギターで同じ結果がでる保証はありませんので、試される方はご自身の責任で。
posted by tzk at 13:42| Comment(2) | Guitar | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月23日

Caparison Angelus Mod

96年に買ったCaparison AngelusをModします。
と言うか、既にModされているものを更にModします。

P1000207_s.jpg

まずはこのギターとの「なれそめ」から
このギターの原型はCharvel Quester Deluxeで、QueaterもAngelusも聖飢魔IIのギタリストのエース清水氏の意見を反映して開発されたものだそうです。

特に聖飢魔IIのファンであったわけではなく、要するに、24フレット、ストップ・テール・ピース、ハムバッカー仕様のギター(ヤマハのSGのサンタナモデルがこの仕様だった)が欲しかったので使っていました。ハムバッカーのギターを使うときは、Questerをメインに、Angelusをサブにして使っていたのですが、どうもAngelusの「鳴り」がイマイチです。

なんとも形容し難いのですが、10の気合いで弦を弾いても8しか出てこないような、もどかしい感じです。かといって特に音が伸びないとかパワーが無いというのではなく、どうもいけません。おまけに「売り」の分厚いボディー(45mm)のおかげで、弾きにくい点も残念です(Questarはボディーが薄く弾きやすい)。発売されてすぐに購入したこの初期モデル(シリアル:110035)は、ギター自身の完成度や仕上げは素晴らしく、だからこそ購入したのですが、このままではせっかく買ったのに「弾かずじまい」になってしまう可能性が「大」だったのです。

そこで、14年前に買ってまもなく、まず、ウエスト・コンターをつけて(自分で削った)、そして、ピックアップもダンカンに換装して(自分ではんだ付けした)。コンデンサーも替えて、、、と細かいModを行いましたが、「イマイチの鳴り」は改善されません。

P1000208_s.jpg
(ESPさんのステッカーを貼ってますが、ESPさんでModしてもらったわけではありません。)

そうこうしているうちに月日が流れ、楽器に関する知識も増え、そして、、こういう結論に到達しました。

「Angelusのネックの塗装を薄く削れば求める音になる」

なぜなら、
1)「沖縄のサンシンは竿(ネック)が命だ。」と沖縄のカリスマ・サンシン・プレイヤーが言ってた。
2)塗装のリフィニッシュをすると、音が全く変わってしまう。
3)Angelusのウエスト・コンターをつけるためにボディーを削った時、異様に塗装が厚いと感じた。
4)ベースを作った時、未塗装のまま組上げたら「拍子木」を叩いているような音がした。その後塗装したら、ベースの音になった。
5)ワーマスの未塗装のネックにティッシュでウレタン二スを極薄塗装をした自作ストラトは、かかった費用にわりには非常に音が良い。

躊躇する理由は無さそうです。
友人に言ったら、「親の介護疲れで、とうとう気が狂ったかあ〜」と言われそうですが、敢行します。
まず、カッターナイフをたてて使い、表面のクリア塗装を薄く削っていきます。
クリア層は結構分厚いぞ、、
着色された削りカスが少しでてきたので、ホームセンターで売ってる600番の耐水ペーパーで水をつけながらペーパーがけします。
ボディー裏側もペーパーがけしましたが、さすが美しいメイプルトップをペーパーがけする気にはなりませんでした。

P1000210_s.jpg
P1000211_s.jpg

全体から着色された削りカスがでるようになったら、最後にホルツの「車の傷取り用」の超細かいサンドペーパーで磨き、そのあと、コンパウンドで仕上げます。

仕上げもほどほどに、演奏してみて、その音は、、、、

素晴らしい!10の気合いで弦を弾いたら12のパワーででてくるような感じです。、、

メインのQuesterがサブに降格、サブのAngelusがメインに昇格してしまいました。

塗装の厚み恐るべし、、、です。

PS
すべてのギターで同様の結果が得られる保証は全くありません。
もし、試される場合はご自身の責任でお願いします。

タグ:guitar
posted by tzk at 16:22| Comment(2) | Guitar | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

Empress ParaEq

ちょこっと調べた範囲では唯一のギター用パラメトリック・イコライザーemptress ParaEQです。
カナダ製。円高なので、「ええ〜いまま」よと直接個人輸入で買ってしまいました。
周波数とQ(共振尖鋭度)が可変ですが、Qはボリュームによる連続可変ではなく、背面の
スイッチで三段階の切り替えです。

P1000199_s.jpg

外部電源使用ですが、電圧は基板上のDIPスイッチで選べます。

P1000200_s.jpg

音は良いです。On/Off時の音の変化の少なさはBOSS-GE7,MXR-TenBandとこれの3つの中では
一番良いです。オペアンプにはプロ用音響機器にも良く使われるBB(Ti)の2134が使われています。
P1000201_s.jpg

オペアンプに少し贅沢をした反動かどうかはわかりませんが、外観はブティック系エフェクターにしては高級感が無く、中のつくりも若干雑です。裏ブタに検査合格を意味するものと思われる「可以」の文字があります。
P1000203_s.jpg

なんとなく中国製の感じがしますが、最終検査をカナダで行っていれば、カナダ製なので、もしかしたら、そういうことなのかも知れません。

このエフェクターはModするところはあまりなさそうですが、ジャックをスイッチクラフトに変更したり、空中配線の部品のリードを絶縁したりとかいった小細工はできそうです。


タグ:ParaEQ
posted by tzk at 23:51| Comment(0) | empress ParaEq | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

MXR Ten Band EQ

わたくしめのようなアマチュアギター弾きが、ライブで演奏する場合、アンプはステージに用意された「他人様」のものを使わせて頂く事になります。仮に自分のアンプを持って行けても、リハーサルで音質を充分に調整できるなどという贅沢なことはほぼ期待できません。

そこでっ!、演奏を開始して。「あれっ、もうちょっと抜けをよくしたあ〜い」とか思った時のために、そう、グラフィックイコライザは必需品なのです。
最近のたいていのデジタルマルチエフェクターにはイコライザは付いているのですが、演奏中に、パッと変更できるほど、操作は簡便ではありやせん。

そこでっ!、アナログの普通のイコライザの出番です、エフェクターボードにはこれが必ず乗るわけです。長年BOSSのGE-7を使ってましたが、すこ〜しだけ「音が痩せる」のが気になって、modして対策しようとしたのですが、イマイチ手が出ず、かといってあまり選択肢も無く、ってんで、なんとなく良さそうなMXR のTen Band EQに換装しました。

P1000198_s.jpg

ところが、これはこれで良いイコライザなんですが、何か物足りない。
Effect On と Offでの音質の差が大きく、OnのときにGE7とは逆で、太い音になります。
抜けが悪いというほどでもなく、使える音ではあるのですが、もっと透明な音であって欲しいわけです。
そこでっ!、
ど新品のTenBand EQをModしてみようかな、、、と

裏ブタを外そうと六角レンチを取り出したところ、
あれれ、合わない。「インチかな?」と思って、インチのレンチセットを引っ張り出してきても、あうのがない、、、、
「なんじゃこれ〜〜」ノギスでレンチが嵌る六角の対向する辺の距離を測定してみると約2.7mm「中途半端なあ〜」
「こりゃ〜インチやろうけど、、、」
なかなかわかんなくて、、、やっとわかりました、、7/64インチ
ネットで探して注文しました。レンチ本体69円、送料525円 合計594円
レンチが到着するまで、待つこと数日、、そしてばらしてみたところ、、、
これです

P1000189_s.jpg

P1000191_s.jpg

基板の裏側はほとんどスライドボリュームが占領していて、コンデンサーが2個ほどのってるだけです。ちなみにスライドボリュームはALPSではなく、Alphaでした。

P1000193_s.jpg

ICはオンセミのMC33174が2個とMC33179が2個です。

174と179の違いは、データシートによると、174が省電力、179がオーディオ用とのことです。とは言っても、スルーレートは共に2V/μS程度ですので、179はオーディオ用と豪語するには若干役不足のような気がします。またこのエフェクターは電池を使えず外部電源使用だけなので、それほど省電力を気にする必要が無いようにも思います。となるとわざわざ174を使う理由も無いように思います。音質上の理由で使い分けているのか、単なる代替品で使っているのかはよくわかりませんが、多分後者のような気がします。

174、179共にオペアンプ4個入りですから、合計16個のオペアンプを使っていることになります。バンドは10で、バンドあたり1つのオペアンプをシミュれーテッド・インダクターに使う設計だと思いますので、6個余ることになります。入力と出力のフィルターとバッファーに計4個使っても、まだ2個あまります。無理をすればIC3個(オペアンプ12個)で作れないことはないですから良心的な設計と言えると思います。

さて、Modは、、、、、
オペアンプをJRCのNJM2745にしたいなあ〜
スルーレートもいちおう5V/μSあるし、
4個入りでピン配置も合うし
贅沢して、Ti(BB)のOPA4134にしようかなあ〜
こっちは、スルーレートが20V/μSもあるから、発振するかなあ??
とか、、夢は広がってよいのです、、が
ぐぁ!
オペアンプICは表面実装でんがな、、、
現状の我が家のツールでは、オペアンプを外せません、、、、
そりゃ〜ピンの足をニッパーで切ってもよいのですが
「パッドはがれ」しそうな気がするし、、、
かといって、IC を4個外すだけのためにホットエアツールを投資をするのも気が乗らないし、、、
サンハヤトのハンダてんこ盛りキットは後々マイグレーションが起きそうな気がするし、、

14本のピンを同時に温めるハンダごてのこて先ってないかなあ??、、、
まともに買うと、特注になって、、結構するし、、作る?
ちょっと考えてみましょう












タグ:MXR Ten Band EQ
posted by tzk at 14:36| Comment(0) | MXR Ten Band EQ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

Maxon OD808 Reissue Mod その6

OD808 Modを続けます。

いろいろとパーツを交換してしまった結果、若干高音側に偏った音質になってしまいました。
もともとは、回路定数は変えないつもりでいたのですが、「まあここまでやったんだから」、ということで、ついでに、エフェクターの音質を決める上で重要な周波数特性を確認してみたくなってしまいました。
確認したらそんで終わりになるはずだったんですが、、それで終わるはずはなくて、周波数特性を決める上で一番効くコンデンサーはどれかいなと探ってみてしまったわけです。
世の中は便利になったもんで、CirsuitMaker というフリーで使える電子回路シミュレータがあります。
クリッピングダイオードが着いたままの回路でシミュレートすると、シミュレータが気が狂う(もともとそんな回路のシミュレーションは前提にしてないかも??)ような気がしたもんで、クリッピング・ダイオードを外した回路の特性をシミュレートしてみました。
その結果、クリッピングダイオードに直列に接続されている0.047μFのコンデンサがかなり効くことがわかったわけです。
ここまでわかってしまうと替えたくなるのが人情というものです。
オリジナルの回路では、1KHzを頂点にしたかまぼこ状の周波数特性です。この0.047μFを0.068μFに交換すると、ちょっとだけかまぼこが変形して、低音側にムニュット押されたような形になります。
そんじゃあってんで、

交換して。。
弾いてみて、、
感想、、、

確かにちょっとだけ、ふくよかな音になりました。
何も手を加えていない無傷のもう一台のOD808と比較すると、、、
なんというか、、、
バランス的には
オリジナルと同じになってしまった感じでんがな、、、
こりゃ〜〜
ブラインドテストをすると区別がつかんなあ〜〜
なんというか、
ものすごく遠回りをして、元の場所に戻ってきたような嫌な気分です。
そうは言っても差はしっかりあって、
無傷の方はサッパリ系、
Modの方はコッテリ系
とでもいいますか、まあ一応意図した音にはなってます。
え〜〜いっ
ここまできたら、
クリッピングダイオードも替えてしまいましょう。






タグ:OD808
posted by tzk at 14:39| Comment(0) | OD808 Mod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。